キャンピングカーの乗車定員は、シートベルトが装着されている座席の数によって決まります。これは一般的な乗用車と同様に、法律で定められた安全基準に基づいています。
ただし、キャンピングカーの場合、車内にキッチンやベッドなどの設備を備えるため、ベース車両の座席数がそのまま適用されるわけではありません。また、乗車定員と就寝定員は異なるため、選ぶ際には注意が必要です。
キャンピングカーの乗車定員とは?やさしく解説
キャンピングカーを買うときに「乗車定員」という言葉をよく目にします。これはその車に安全に乗れる人数のことです。ポイントは、シートベルトがついている座席の数で決まるという点です。
乗車定員はどうやって決まるの?
日本の法律では、乗車定員は「シートベルトが正しく取り付けられている座席の数」で決まります。たとえば、6人分のシートベルトがあるキャンピングカーなら、乗車定員は6人になります。
キャンピングカーは特別な作りをしていることが多いですが、安全面では普通の車と同じルールが適用されます。そのため、ベッドやソファのような見た目でも、シートベルトがない場所は「乗車定員」としてカウントされません。
キャンピングカーの種類別 乗車定員の目安
キャンピングカーのタイプによって、乗車定員は変わってきます。目安として、以下のようになります。
車種タイプ | 乗車定員の目安 |
---|---|
軽キャンパー | 2〜4人 |
バンコン(ハイエースなど) | 4〜6人 |
キャブコン(トラックベース) | 4〜8人 |
バスコン(マイクロバスベース) | 6〜10人 |
注意したいポイント
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乗車定員が多いからといって、全員が寝られるわけではありません。「乗車定員」と「就寝定員」は別のものです。
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**走行中は必ずシートベルトを着用する必要があります。**ルールを守らないと、危険なだけでなく違反になることもあります。
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乗車定員いっぱいに乗ると、荷物スペースや快適さが制限されることもあるので、利用人数に少し余裕をもたせた選び方がおすすめです。
キャンピングカーの「乗車定員」は、安全に乗ることができる人数を意味し、シートベルトがついている座席の数で決まります。
見た目にだまされず、シートベルトの有無をしっかりチェックすることが大切です。家族や仲間と安心して旅を楽しむために、定員の確認は忘れずにしましょう。
キャンピングカーの就寝定員とは?わかりやすく解説!
キャンピングカーを選ぶときに大事なのが「就寝定員」です。これは車内で何人が寝られるかを示す目安です。乗る人数(乗車定員)とは違い、「快適に寝られるかどうか」がポイントになります。
就寝定員ってなに?
就寝定員とは、キャンピングカーの中でしっかり寝られる人数のことです。
乗車定員より少ないのが普通で、ベッドの広さやレイアウトによって変わります。たとえば、4人乗れる車でも、寝られるのは2人だけというケースもあります。
車の種類ごとの就寝定員
キャンピングカーにはいろんな種類があり、それぞれ就寝できる人数も違います。
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軽キャンパー:1〜2人(コンパクトなので1人旅やカップル向け)
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バンコン(ハイエースなど):2〜4人(家族旅行にもぴったり)
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キャブコン(トラックベース):4〜6人(ベッドが複数あり、ファミリーに人気)
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バスコン(マイクロバスベース):6〜8人(大人数での旅行にも対応)
就寝定員に関する法律もある
日本の法律では、キャンピングカーとして登録するには寝るためのスペースが必要です。たとえば…
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4人乗りなら、少なくとも1人以上が寝られるスペースが必要
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ベッド1つ分のサイズは「長さ180cm × 幅50cm以上」
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寝る場所の上には、最低でも50cmの空間が必要(頭がぶつからないように)
このようなルールが決まっています。
快適に寝るための工夫
就寝定員が同じでも、快適さは大きく変わります。以下のポイントをチェックすると安心です。
① ベッドの広さと配置を確認する
狭いスペースだと寝づらいので、ベッドのサイズは重要。家族全員が横になれるかどうか、見ておきましょう。
② 荷物の置き場所を工夫する
荷物が多いと寝る場所が狭くなります。収納スペースがしっかりあるか、荷物が邪魔にならないかを確認しましょう。
③ 快適な温度と静かさを保つ
キャンピングカーの中でよく眠るには、断熱材や防音対策があるとベスト。夏や冬でも快適に過ごせますし、外の音も気になりにくくなります。
キャンピングカーの「就寝定員」は、車の中で何人がちゃんと寝られるかを示すものです。
「何人乗れるか」だけで選ぶのではなく、「何人が快適に眠れるか」をしっかり考えるのが大切です。
自分の旅行スタイルや家族の人数に合った就寝定員を選んで、より快適で楽しい旅を楽しみましょう。
乗車定員と就寝定員のバランスが大切!キャンピングカー選びのポイント
キャンピングカーを選ぶとき、「乗れる人数(乗車定員)」と「寝られる人数(就寝定員)」のバランスを考えることはとても大事です。家族や友人と快適に旅を楽しむためには、この2つの数字が自分たちの使い方に合っているかをしっかりチェックしましょう。
乗車定員とは?就寝定員とは?
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乗車定員:車に安全に乗れる人数のこと。シートベルトが付いている座席の数で決まります。走行中はすべての人がシートベルトを着ける必要があります。
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就寝定員:車の中で寝られる人数のこと。ベッドの大きさや数、レイアウトなどで決まります。必ずしも乗車定員と同じではありません。
たとえば「6人乗れるけど、寝られるのは4人まで」という車もあります。
よくあるバランスの例
車種タイプ | 乗車定員 | 就寝定員 |
---|---|---|
軽キャンパー | 2〜4人 | 1〜2人 |
バンコン(例:ハイエース) | 4〜6人 | 2〜4人 |
キャブコン | 6〜8人 | 4〜6人 |
バスコン | 6〜10人 | 6〜8人 |
人数が多く乗れる車は、サイズも大きくなるため運転に慣れが必要になります。一方、小さな車は運転しやすいですが、寝る人数が限られます。
どんな使い方をするかで選ぼう
キャンピングカーは「何人で使うか」「どのくらいの頻度で泊まるか」で選び方が変わってきます。
家族でおでかけ中心なら…
→乗車定員重視の車がおすすめ。日帰りドライブや短い旅行なら寝る人数は少なくても大丈夫。
長旅や車中泊が多いなら…
→就寝定員重視の車を選ぶと快適です。寝るスペースが広いとゆったり休めて疲れが取れます。
バランスを考えた選び方のコツ
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全員が安全に乗れることを前提に考える
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子どもの成長も見越して余裕を持った就寝スペースを選ぶ
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普段の使い方と、旅行時の使い方を想像してみる
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実物のレイアウトを見て、自分たちの荷物や行動に合っているか確認する
キャンピングカー選びのポイントは?乗車定員だけ見ていませんか?就寝定員も大事とは?まとめ
キャンピングカーは、乗る人数と寝る人数のバランスがとても重要です。「たくさん乗れるけど、寝るときが窮屈…」というようなミスマッチを防ぐためにも、使い方に合わせたサイズやレイアウトをしっかり考えることが大切です。
家族や友人と楽しい旅をするために、乗車定員と就寝定員の両方に目を向けたキャンピングカー選びを心がけましょう。